先日アメリカ大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領と、返り咲きを狙うトランプ前大統領による初めてのテレビ討論会が行われました。
バイデン大統領は討論会の1週間前から「山荘ごもり」をして討論の準備に臨んだといいます。
色んな意味で盛り上がっている大統領選。
このディベート、すごく楽しみに待ちわびていました!
事前の話では、バイデン大統領の認知低下が酷いので、一般人の彼に対する期待値が低く、「とにかく90分寝ずに立っていられれば、合格だ」(笑)といった声まで聞かれました。

The bar is set very low for Biden.
バイデンにとってハードルは非常に低く設定されている。
ハードルはよく “bar” と表現され、以下のように使われます。
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bar(バー)= ハードル/基準値
set the bar high / low で「ハードルを高く/低く設定する」
- Raise the bar.(ハードルを上げる)
- Lower the bar.(ハードルを下げる)
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討論は日本時間の昼間に行われたので、夜にゆっくり見ようと、そのニュースには触れないようにしていたのですが…その前にこれが目に入ってきちゃいました笑 @megynkelly
My God. The contrast.
なんと。二人のこの違いよ。
あ…ハードル低かったのに、ダメだったのかな笑
そして先に紹介したこの「ハードル」ポストには続きがあって…
討論前に、バイデン氏のハードルが低く設定されていると言った自分のつぶやきにかぶせて、討論後に:
Apparently the bar wasn’t set low enough.
He already managed to get under it.
どうやらハードルの低さが足りなかったようだ。
彼は既にその下を行っちゃったよ。
ありゃりゃ…
一週間も山籠もりしたのに、そんなに酷いことなんてあるのかしら。
これは見るのが楽しみだわ。
と、期待度がさらに上がりましたw
話は少し変わって討論に関してですが、アメリカでは討論の機会を目にすることが多いです。
この大統領候補の討論はもちろん、党内での候補を決める際にもテレビで討論を行うことがあります。
日本とアメリカの学生を比べると、アメリカの学生の方が自分の意見を言うことに慣れており、日本の学生は非常におとなしく静かだと感じます。(あくまで平均論ですが)
アメリカの高校や大学では、ディベート部(Debate Club)が盛んで、人前で話すこと、討論することに触れる機会が多いです。
こうした環境で育つ分、自己主張に慣れた学生が多い印象があります。一方、日本ではそのような機会も少なく、文化的にも「空気を読む」「相手の意見を尊重する」ことが重視されることもあるから発言に慎重になるのかもしれないと思いました。
所構わず自分の意見を主張しまくるのは、一概にいいとは言えませんが、相手を尊重しつつ、重要な場でしっかり自分の意見を発言する力というのは身に着けておきたいものですよね。
かく言う私もそんなに得意ではないのですが…
そーんなことを考えながら、楽しみに討論会視聴に挑みましたw