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「給料ぎりぎりの生活」は英語で?

大きな被害が出たマウイの山火事を受けて、ハワイにゆかりのある2人の大御所セレブが募金を呼びかけました。

@Oprah

その2人とは、オプラ・ウィンフリーとドウェイン・ジョンソンです。

慈善的な活動のはずなのですが、これが大きなBacklash(反発)を受けてしまったらしく。

この募金活動をキックオフするにあたって2人で合わせて1000万ドル(約15億円)をまず募金したのですが、2人の資産は合わせると28億ドル(約4000億!?)とも言われているので…

自分たちは大金持ちなのに、そんな少ない額しか寄付しないで、生活に困っている一般人に寄付を募るなんて!!

という大きい反発があったようです。SNSでも相当怒っている人を見かけました。

それに対し、ドウェイン・ジョンソンが謝罪の動画をアップしていました。

“I could have been better, and next time, I will be better. I understand money ain’t falling out of the sky, and it’s not growing on trees, and there’s a lot of people out there who’s living paycheck to paycheck. And I get it, and I know what that’s like. I’ve lived paycheck to paycheck, seven bucks. I know.”

長い謝罪をまとめると…

自分もお金に困っていた時があるので皆の気持ちは分かる、お金がない時にお金をせがまれるほど嫌なことはない。しかも相当お金を持っている人から言われるなんて、余計に腹が立つだろう。皆のいい分は十分分かった、確かに僕も配慮が足らなかった。これを教訓にするよ!

とドウェインらしく、男らしく誠実に謝っていました。

この動画で彼が4回も使用した以下のフレーズ。

paycheck to paycheck 

直訳すると「給料から給料へ」、つまり「給料ぎりぎりの生活」、「その日暮らし」という意味になります。給料日前には口座がカラになっているイメージですかね?

「live paycheck to paycheck」 や、「live from paycheck to paycheck」のように、非常に頻繁に使われます。

[例文]

61% of Americans are living paycheck to paycheck.

61%のアメリカ人は給料ぎりぎりの生活をしている。

[例文]

A : Hey, do you wanna go out for a drink tonight?

ねー、今晩一杯のみに行かない?

B : I’d love to, but I can’t afford it. I’m living paycheck to paycheck

行きたいのは山々なんだけど…そんな余裕がないんだ。今給料ぎりぎりの生活でさ…

ちなみにアメリカでは大体給与は2週間に1回、または毎週支払われます。日本のように1ヵ月に1回の支払いというのはほとんど見かけません。

何となく体感でですが、2週間に一度の給与支払いでも、多くの人が給料日前に「もう銀行が空っぽ!早く給料日来い!」といった感じだったので、1か月に1度の頻度になってしまうと持たないんではないかな…と思いました。

お国が違えばいろいろ事情が違うものですね。