英語で「You’re such a chicken!」と言われたら、それは「臆病者だな!」という意味。
「chicken」には「鶏」だけでなく、「怖がり・ビビリ」といったスラング的な使い方もあります。今回は、その意味・使い方・注意点などを、例文を交えて解説します。
なぜ「chicken=臆病者」なのでしょうか?
それは、鶏が大きな音や物音にすぐ驚いて逃げる性質があるからだと言われています。このイメージが転じて、怖がりな人、挑戦を避ける人を「chicken」と呼ぶようになりました。
そんな「チキン(臆病者)」を使った今回のお話。
以前、アメリカの感謝祭のディナーについてのお話をしたことがあって、七面鳥はパサパサしてるし、感謝祭のメニューは全体的にあんまり美味しくない…みたいな内容だったのですが笑
こんな記事を見かけました。
Chrissy Teigen Serves ‘Three Big Chickens’ Instead of Turkey on Thanksgiving and ‘Everyone Enjoys It So Much More’
クリッシーは感謝祭に七面鳥の代わりに「大きなチキンを3羽」調理する。「みんなこっちのほうがよっぽど喜んでいるわよ!」
ターキーって、ローストしても、揚げても、スモークしても、やーーーっぱりパサパサでイマイチ笑
鶏の丸焼きの方がよっぽどジューシーで旨味もあって美味しいです。
コストコのロティサリーチキン、美味しいですよね!あんな風に。
でも伝統は大事ですので、やはり伝統的な感謝祭ミールを作って、色んなことに感謝しながらお祝いすることに意味があるんだろうなと思います。
さて、上記写真のこの記事は以下のような文章で始まります。
Chrissy Teigen isn’t too chicken to try something different for Thanksgiving.
クリッシーは感謝祭に新しいことにチャレンジすることに、チキンではありません。
これを今回のお題に習ってナチュラルに訳すとこんな感じに。
Chrissy Teigen isn’t too chicken to try something different for Thanksgiving.
クリッシーは感謝祭に何新しいことにチャレンジすることを恐れてはいません。
ここでは七面鳥の代わりに調理するチキンと、「臆病者」のチキンをかけているんですね。
これは日常会話でよく使われるスラングなので、覚えておくと便利です。会話の中で冗談っぽく使います。
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【例文】
It’s just a spider, you chicken!
ただのクモじゃないの、怖がりね!
He is scared of the dark. He is such a big chicken.
彼は暗闇を怖がる相当の臆病者です。
A: “Let’s go bungee jumping tomorrow!”
B: “No way! I’m terrified of heights.”
A: “Oh come on, don’t be such a chicken!”
A「明日バンジージャンプ行こうよ!」
B「絶対ムリ!高所恐怖症なんだよ」
A「ビビるなって〜!」
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また、「chicken out」で怖気づいてやめる、しり込みしてやめる、という意味もあります。
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【例文】
I was going to ask her out, but I chickened out.
彼女をデートに誘うつもりだったけど、怖気づいてやめたんだ。
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この場合、chickenが動詞の役割を果たし、三人称単数のsが付いたり、上の例のように過去形になったりします。
「臆病者」というと、「coward」や「WIMP」も同じ意味を持つのですが、違いはこんな感じです。
表現 | 意味 | ニュアンス・使い方 |
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chicken | 臆病者 | 砕けた言い方、友達との会話で多用。 |
coward | 臆病者 | フォーマル寄り。強めの批判にも。 |
wimp | 弱虫・ヘタレ | やや侮辱的な響き。使う相手に要注意! |
まとめ:使うシーンを選べば便利な表現!
“chicken” は「臆病者・ビビリ」という意味の英語スラング。ネイティブ同士の会話でよく使われ、冗談や軽いからかいの場面にぴったり。
ただし、相手や場面に注意して使うことが大切です。ぜひ、楽しく覚えて使ってみてくださいね!
さ~て、散々七面鳥をけなした最後は、美味しそうな感謝祭のローストターキーの写真で〆たいと思います!笑
Happy Thanksgiving everyone!!