スマホで日本語を入力するとき、フリック入力を使っている方は多いのではないでしょうか。短時間でサクサクと文字が打てる便利な機能ですよね。
実は、英語でもそれに似た便利な入力方法があるのをご存知ですか?その名も、「なぞり入力(Swipe Typing)」!
なぞり入力とは?
その名の通り、キーボードをササーッとなぞるだけで単語が入力できる機能です。1文字ずつタイピングする必要がなく、英単語の入力スピードが劇的にアップします。
例えば、「appointment」という単語を入力したい場合:
通常の入力:
a → p → p → o → i → n → t → m → e → n → t
なぞり入力:
a → p → p → o → i → n → t → m → e → n → t と、指を離さずサーッとなぞるだけ!
すると、AIが予測して、以下のように最も近い単語を表示してくれます。この候補の中から正しい単語をタップするだけでOKです。

予測精度がすごい!
なぞり入力の予測精度は非常に高く、使い始めたらもう戻れません!特に嬉しいのは、長い単語やスペルミスしやすい英単語でも、簡単に正しく入力できます。
なぞり入力を有効にする設定方法
● iPhoneの場合
- 「設定」
- 「一般」
- 「キーボード」
- 英語キーボードの「なぞり入力」をオンに
● Androidの場合(※「Gboard」アプリが必要)
- 「設定」
- 「システム」
- 「言語と入力」
- 「Gboard」
- 「グライド入力」をオンに
お上品なAI?スラングは認識されない(笑)
実はこのなぞり入力、一部のスラングや不適切な単語は自動的に“言い換え”されてしまうのです。お上品なので、お下品な言葉は予測してくれませんw
例えば「shit(下品な表現)」をなぞってみましょう。
どんなに正確に s h i t となぞっても、”shut” や “shot” など、別の単語しか出てきません(笑)
分かってるくせにぃ!笑

ではもっと下品な言葉「f***」をなぞってみましょう。
これもまた、どんなに丁寧になぞっても、「最初の文字、FじゃなくてDですよね?」と、Duck(アヒル)を候補に挙げてきます笑

これらの単語をどうしても打ちたい場合には、なぞり入力ではなく、一文字一文字タイプして打ちましょうww
SNSではこの現象をネタにしたミームも多く出回っており、英語圏でも「“duck”じゃねえよ!」といったジョークがよく見られます。

オートコレクト様..
DUCKじゃねえよ!
なぞり入力は英語学習にもおすすめ!
なぞり入力を使うことで、英単語のスペルや綴りを感覚的に覚えられるというメリットもあります。特に英語の長文をスマホでよく書く方には、英語学習と効率アップの一石二鳥のツールです。
まだ使ったことがないという方は、ぜひ一度試してみてください!