“Coffee Badging” 「コーヒーバッジング」て何だと思います?
初めて聞いた新しい言葉。
コロナの影響が収まって来て、リモートワークから職場へ戻るよう要請が出る中、オフィス勤務を嫌がるワーカーが、出社してタイムカードの社員証のバッジをスワイプして、適当にコーヒーを飲んで同僚とおしゃべしして、一応出勤したことにしてあとは家に帰って仕事をする。
これを「コーヒーバッジング」と言うそうです。(バッジをスワイプしてコーヒーを飲む)
記事によると、2023年10月時点でハイブリッドワーク形態(出社勤務とリモートワークの両方の要素を取り入れた出勤形態)の社員の何と58%がこのトレンドに乗り、コーヒーバッジングを行っているのだとか。
オフィス勤務したくない理由としては、交通費、子供のデイケア費用、ランチ代などお金がかかることを挙げているようです。
面白いのは、ドレスコードがなくなるのであれば(会社に自由な服装で行っていい)オフィスに行ってもいい、と思っている社員も多く、25%の人は自由な服装のためなら給与を15%カットされてもいいとww
費用の面で交通費の話が出ていますが、これがアメリカと日本での常識がだいぶ違っているようです。
日本では上限はあれど、通勤手当というものが支給されるのがほぼ常識ですが、アメリカでは基本、交通費の支給はありません。ですので、ガソリン代、バス代、電車代、駐車場の費用などは全て社員が個人で負担します。
別の記事(@COMPUTERWORLD)によると、会社に出社した際の一日の出費は平均で以下の数値だそう。
- $13 on breakfast/coffee
- $16 on lunch
- $14 on commute
- $8 on parking
- $20 per day on pet care (among those who engage pet sitters or walkers)
合計約71ドル!一日で!?(ペットがいないとマイナス20ドル)
これは痛いですね…
確かに家で仕事をするとお金もセーブできるし、通勤時間も他のことに使える。
でも私なら、バッジをスワイプするためにわざわざオフィスに行ったのなら、もうそのまま仕事するかな…笑
ここ数年でリモートワークが主流になったので、それ関連の以下の略語をよく聞くようになりました。
WFH – “work from home” リモートワーク
RTO – “return to office” オフィス回帰
ウィルスが流行り始めた頃、友人からメッセージが来て、
I WFH everyday so call me anytime.
と言われて、??と思ったら、WFHはリモートワークの意味でした。
[訳] 私、今毎日リモートワークだからいつでも電話して!
RTOに関しては、以下のように使われます。
I’m against the RTO mandate.
[訳]私は出社義務化には反対です。
時代のトレンドで新しい言葉が沢山出てきて面白いですね。