第68回グラミー賞で、年間最優秀アルバムを受賞したのは、Bad Bunnyの『DeBÍ TiRAR MaS FOToS』。
実は、スペイン語作品が主要部門を獲得するのは史上初めての快挙なんだとか!
Bad Bunny自身も受賞の瞬間、座ったまま感極まって涙ぐんでいた姿が印象的でした。
さて、「そもそもBad Bunnyって誰?」 と思う人も多いかもしれません。
Bad Bunnyは、プエルトリコ出身のアーティスト。 レゲトンやラテン・ポップを中心に、世界的な人気を誇っています。
特徴は、ほとんどの曲をスペイン語で歌っていること。プエルトリコ人としての誇りを感じますね。 「世界で売れるには英語」という常識に、あえて逆らってきました。
もうすぐ開催されるフットボール最大の祭典、スーパーボウルのハーフタイムショーにも出演予定。今乗りに乗っているアーティストなんです。
今回、音楽以上に話題になったのが受賞スピーチ。 Bad Bunnyは、こう切り出しました。

“Before I say thanks to God, I’m going to say ICE out.”
「神に感謝を言う前に、これを言わせてほしい。ICEは出て行け!」
会場は一気に歓声に包まれました。
ここで疑問ですよね。 「ICEって氷のこと?」
実は違います。
ICEとは、アメリカの移民税関捜査局の略称。
ICE=Immigration and Customs Enforcement
不法移民の摘発や強制送還を担当する機関です。
特にトランプ政権以降、取り締まりが厳しくなり、 家族が引き裂かれる等の問題が多く報じられてきました。
「ICE OUT」は、 「ICEはもうやめろ」「このやり方を終わらせろ」 という抗議の意味を持つフレーズ。
デモや抗議活動で使われ、バッジやステッカーにもなっています。
Bad Bunny自身がプエルトリコ出身という背景があります。
プエルトリコはアメリカの自治領。 英語とスペイン語、両方の文化が混ざる場所です。
だからこその強い思いがあったのかもしれませんね。
実際、グラミー賞当日には、 ・ジャスティン・ビーバー ・ビリー・アイリッシュ など、多くのセレブが「ICE OUT」のバッジをつけて登場。 会場全体が、そのメッセージを共有していました。


2026年のグラミー賞は、政治色の強いものになったようですね。
さて、ここでBad Bunnyって誰?と思ったあなたに、今回のアルバムの中でも特に人気の1曲がこちら。
スペイン語が分からなくても、 ・リズム ・雰囲気 ・感情 はしっかり伝わってきますネ。
スーパーボールのハーフタイムショーも要チェックです!
