アメリカ大統領選に関する話題をしたばかりですが、何とトランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きてしまいましたね。
奇跡的に彼は命を取り留めましたが、聴衆の一人が亡くなり、二人が重傷となってしまいました。
暗殺未遂そのものも大ニュースですが、撃たれた瞬間に取ったトランプ氏の行動が非常に話題になっています。
その瞬間をとらえた一枚。
何とアイコニックな一枚なんでしょう。
偶然とはいえ、アメリカ国旗が翻っているのが絵になりすぎ!
しかし、トランプ氏が命を取り留めたのは本当に奇跡的だったようです。
以下の画像を見ると、いかに奇跡的に惨事を逃れられたのかが分かります。
左の図はそれまで演説をしていた頭の角度。
赤い十字の真ん中が弾が飛んだ方向ですので、頭のど真ん中です。
その右の図が、電光掲示板を見るために頭を傾けた瞬間、つまり発砲の瞬間です。
奇跡的なタイミングで頭を傾けたために、右耳に銃弾が当たるに留まりました。
見るだけでもぞっとしますね。
この件に関しては、色々な人がシークレットサービスのレベルの低さ、警備の甘さを指摘しています。
日本人から見ても信じられないですよね。
警備や護衛に関してはトップクラスのはずのアメリカで、しかもこんな要人が簡単に近距離から撃たれてしまったことに驚いた人は多いと思います。
実際の現場の画像が以下なのですが、非常に至近距離、しかも特に障害物のないエリアですので、これをシークレットサービスが見逃したとは信じがたいと言われるのも頷けますね。
後に徐々に拡散される周辺にいた人達が撮った映像から、周囲の一般人はライフルを持って屋根に上っていく男がいることに気付き、動画を取りながら、実際に警察に通報もしていたようです。
発砲の直後には、周囲のシークレットサービスがトランプ氏に乗りかかって、文字通り身体を張って彼を守ったのですが、その瞬間の一枚。
他の男性メンバーが前大統領に覆いかぶさる一方、左端の女性のシークレットサービスは恐怖のあまり逆に皆の影に隠れてしまっています。
そして同じ女性ですが、非常になれない身振りでトランプ氏を車まで誘導するのについて行き、無事に車に乗せた後に、銃をホルスターに納めようと何度かトライしますが、結局上手く入れることが出来ません…。
また、別のシークレットサービスの女性ですが、銃撃直後にトランプ氏を守りながら護衛するのですが、彼女がトランプ氏よりもかなり小さいために、身体を覆いきれていないことも一部話題になっています。
確かに彼女のいる部分だけ、トランプ氏の頭が露わになってしまっていますね。
もし他にも彼を狙っている人がいたとしたら、非常に危険です。
でも、このおかげで冒頭のアイコニックな写真が可能になったのですが。
ついにはこんな画像まで広まってしまって…
Secret Service Before DEI vs After DEI
シークレットサービスのDEI前とDEI後
DEIとは、Diversity, Equity, and Inclusion (DEI)の頭文字を取った略語で、近年注目されている「多様性とアイデンティティを尊重し、公平な活躍機会を与えられている状態」を意味します。
現在では、機会均等の動きかどうかは分かりませんが、シークレットサービスになるのに合格する合格基準が男女で違うそうです。
今回の事件を機に、要人の命を守るのが仕事なのだから、男女で合格ラインが違うのはおかしい、しっかりと要人を守る身体能力を身に着けている者のみが選ばれるべきだ、と主張する人も出てきているようです。
さて、冒頭のアイコニックな写真ですが、早速TIME誌の表紙に。
映画の一幕のようですよね…
トランプ氏前回ののマグショットのように、これもすぐにTシャツになるんだろうなと思っていたら…なんのなんの!
タトゥーですよタトゥー!
い・れ・ず・み!
これが結構流行っているそうです!
確かに…相当アイコニックな一枚だもんなあ。
ちなみに、暗殺は “assassination” 暗殺未遂は “assassination attempt”と表現されています。
“assassin” だけだと、「暗殺者」という意味になります。
以上、大統領候補、暗殺未遂事件についてでした!