- 日常表現

「まかない料理」って英語で何て言う?

映画『プラダを着た悪魔』でおなじみのイギリス人女優、エミリー・ブラントの過去の発言が、今になって再び注目を集めています。

出典:BBC NEWS

話題になっているのは、彼女が2012年にアメリカのテレビ番組に出演した際のこんなコメント。

“The girl who was serving me was enormous. I think she got freebie meals at Chili’s.”
(私に接客してくれた女の子はすっごく大柄だったの。たぶんChili’sのまかないを食べてるのね。)

この発言に対し、「体型差別的だ」と非難が集まり、エミリー本人も謝罪コメントを発表する事態に発展しました。

当時はそんなに問題にならなかったのに、ここに来て大きなニュースとなっていることからも、世間の流れが色々なことにセンシティブになってきているのを感じますね。

まあ確かに「enormous」(イノーマス)は「巨大」という意味ですので、体格を表現するのには使っては…ね…ダメですヨ。

🗣 “freebie”とは?

freebie(フリービー)”は、「無料でもらえるもの」「景品」「サービス品」という意味で使われます。

✅ 使用例

  • Guests at fancy events get bags full of expensive freebies.
    豪華なイベントでは、ゲストに高価な景品がタダで配られる。
  • The participants were all given a freebie lunch.
    参加者には無料ランチが提供されました。

レストラン従業員向けのまかないを指す場合も、“freebie meals” や “staff meals” などが使われます。

🧂 ちなみにこの発言を誘導したのは…

実は今回のエミリーの発言は問題ですが、それを誘導したのは司会者のこの言葉なんですよね。

“If you go to Chili’s you can see why so many of our American friends are enormous.”
(Chili’sに行けば、アメリカ人が太っている理由がよく分かるよね。)

これもかなりきわどい発言!

これを責めず、エミリーだけを責めるのも可哀そうな気もしますが…。

🌍 世界の肥満率ランキングを調べてみた!

これだけイギリス人二人が揃ってアメリカ人のことを太っていると言うということは、アメリカ人の方がだいぶ肥満度が高いのかな?と気になり…

世界の肥満率を調べてみると、意外な結果に。

世界肥満率ランキング

出典:World Population Review

なんと!驚き!!

トップ10を占めるのはほとんど温かい気候の島(ポリネシアとかミクロネシア)。

アメリカは12位でした。

対するイギリスは驚きの(失礼?)35位!…だからか(笑)

ちなみに日本は最も痩せている方から数えて7位。先進国の中では最も肥満率が低いようです。

一番肥満率の低い国はベトナムでした。

🌮 Chili’s(チリズ)ってどんなお店?

さて、話がここまでくると、「一体Chili’sってどんなところだ!?」と気になりますよね。

出典:Chili’s

題の舞台となった「Chili’s(チリズ)」は、アメリカ風メキシコ料理を得意としているテキサス州ダラス発祥のレストラン。

アメリカ国内に1600店舗以上あり、日本では米軍基地の中にしかないようです。

これがジャンクだけど美味しいんです笑

ケサディア

ファヒータ

サラダでさえこのボリューム!

どれもボリューム満点で高カロリー。でも美味しい…!

確かにここで働いたら、賄いもついつい食べ過ぎちゃいそう…

ジャンクだけどとても美味しいので、アメリカで見かけたらぜひ一度お試しを。

ABOUT ME
CherryBerry
約12年のアメリカ生活の中で触れた、学校では習わないけれど日常よく使われる英語のフレーズや英会話豆知識、雑学、ニュースやトレンドから拾う、ちょっと面白いアメリカの文化や習慣などを思いつくままに綴ります♪