仕事でもプライベートでも、「この人、機嫌を損ねたらヤバい…」という相手、いませんか?
そんなとき、英語では “walk on eggshells” という、ちょっと不思議な言い回しを使います。
直訳すると「卵の殻の上を歩く」ですが、もちろん本当に歩くわけではありません。
なぜ「卵の殻の上を歩く」なの?
卵の殻って、とても薄くて繊細で、ちょっとした衝撃で割れてしまいますよね。
もし卵の上を歩くとしたら…そーっと、そーっと、割らないようにびくびくしながら歩くはず。
そのイメージから、“walk on eggshells” は「壊れやすい状況や微妙な人間関係の中で、慎重に行動する」という意味になりました。
日本語で言うと「腫れ物に触るように」や「相手の顔色をうかがう」に近いニュアンスです。ただ、英語では卵の殻というとても繊細で割れやすいものを使っているので、より緊張感やデリケートさが伝わってきますよね。

“walk on eggshells” の使いどころ
この表現は、特に感情が不安定な相手や緊張感のある場面で使われることが多いです。
友達や家族、職場の上司、恋人など、気を使わずにはいられない相手がいる場合にピッタリ。
私の“walk on eggshells”体験談
昔、私が働いていた会社に、とにかくキレやすい上司がいました。
何がきっかけで彼が爆発するのか全然読めず、部下たちは常にびくびくして過ごしていました。まさに毎日「卵の殻の上を歩く」ような状態…。

同僚同士でよく言い合っていたのが、
I’m so tired of walking on eggshells every single day.
We never know when he’ll lose his temper.
(毎日ビクビクするのはもうこりごりだよ。彼がいつ怒り出すか分からなくて気が休まらない。)
便利な例文で使い方をチェック!
- With the boss in a bad mood, everyone was walking on eggshells today.
(上司が機嫌悪かったので、今日はみんなピリピリしてたよ。) - I feel like I have to walk on eggshells whenever I talk to him.
(彼と話すときはいつも気を使わなきゃいけない気がする。) - When my parents argue, I really have to walk on eggshells around them.
(両親がケンカしている時は、すごく気を使って行動しなきゃいけない。)
“Walk on eggshells”で人間関係の緊張感を上手に表現しよう!
このフレーズは、壊れやすく繊細な状況や人間関係の「緊張感」をまさにビジュアルでイメージさせてくれます。
だからこそ、とても覚えやすく、日常会話やビジネスシーンでも使いやすいんです。
まとめ
あなたも最近、誰かの前で“walk on eggshells”した経験はありませんか?
もしかしたら、あの緊張感を表現するときに、この英語フレーズがピッタリかもしれません。
ぜひ次の会話で使ってみてくださいね!