ちょっとした記号だけど、意外と「英語ができる人・できない人」の差が出るのが アポストロフィー(’)。
この記事では、所有格や短縮形での使い方から、英語ネイティブでも間違えがちな “its / it’s” の違い、さらには会話や歌詞に出てくるおもしろい使い方まで、ざっくり&やさしく解説します。
「アポストロフィー」がホットな話題となっています。

米民主党のバイデン大統領が、共和党のトランプ前大統領の集会で、あるコメディアンがプエルトリコを「ゴミの島」と発言したことに憤慨して、以下の発言を行いました。
このスピーチの中で、コメディアンのプエルトリコを「ゴミの島」と発言したことに対する反論で、バイデン大統領はこのように発言しました。
“The only garbage I see floating out there is his supporters.”
「唯一のゴミは彼(トランプ)の支持者たちだ。」
これに対して、共和党は
【バイデン大統領が国民の半分(共和党支持者)を「ゴミ」と呼んだ!】
と大騒ぎ!
このスッタモンダを収拾するのに必死の民主党。
そこで出てきた説明が、「アポストロフィー」だったんです。
一般に解釈されているバイデンさんの発言は以下。
“The only garbage I see floating out there is his supporters.”
でも民主党の釈明によると、実はアポストロフィーが含まれた以下の文だったと。
“The only garbage I see floating out there is his supporter’s.”
英語では「誰々の〜」という所有を表すとき、名詞にアポストロフィー+s(’s)をつけます。
よってsupportersではなく、アポストロフィーを付けたsupporter’sとすることにより、解釈が大きく変わってきます。
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【アポストロフィーなし】
“The only garbage I see floating out there is his supporters.”
唯一のゴミは彼(トランプ)の支持者たちだ。
【アポストロフィーあり】
“The only garbage I see floating out there is his supporter’s.”
唯一のゴミはあのサポーター(コメディアン)のもの(発言)だ。
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なるほどーーー。
トランプの支持者がゴミと言いたかったのではなく、「集会でのプエルトリコに関する問題発言を『ゴミ』と呼んだ」と釈明したわけですね。確かにアポストロフィーを含めばコメディアンの発言内容を指していると解釈できないこともないですね。
POLITICOの記事にも書かれていますが、
No one can hear an apostrophe.
アポストロフィーは発音されない。
おっしゃる通り!笑 アポストロフィーって聞こえない。
だから実際にはどっちを意味して発言したかは本人とその側近にしか分からないですねw
いずれにせよ、ジョークのつもりにしろ、プエルトリコをゴミの島と発言したコメディアンもコメディアン、それに反論したバイデンさんもバイデンさん笑
恐らくカマラハリスは、何て余計なことをしてくれたんだ!と思っているはずw
数日後に迫った大統領選、非常に接戦となって目が離せなくなっています!!
あなたはアポストロフィーを正しく使えていますか?
SNSでも、メールでも、1文字の違いが伝わり方を大きく変えることもあります。この記事を参考に、「細かいけど大事なポイント」を押さえておきましょう!