アメリカ人は定年後のセカンドライフ、どこで過ごしたいと考えているのでしょう？
Forbesがアメリカでリタイアするのに最適な都市 – 2024年版を発表しました。
「住みやすい街ランキング」はよく見かけますが、今回はリタイア（定年退職）後の生活に特化した視点で選ばれているのが特徴です。
「住むのに人気の都市ランキング」はよく見かけるのですが、今回は定年後に特化したランキングとなっています。
【リタイアするのに最適な都市ベスト25】（アルファベット順）
Athens, Georgia
Augusta, Georgia
Bethlehem, Pennsylvania
Charlotte, North Carolina
Columbia, Missouri
Dorado, Puerto Rico
Fargo, North Dakota
Greenville, South Carolina
Iowa City, Iowa
Las Cruces, New Mexico
Lawrence, Kansas
Lexington, Kentucky
Lincoln, Nebraska
New Braunfels, Texas
Pensacola, Florida
Pittsburgh, Pennsylvania
Pittsfield, Massachusetts
Roanoke, Virginia
Rochester, Minnesota
Savannah, Georgia
Sioux Falls, South Dakota
Spokane, Washington
Tucson, Arizona
Virginia Beach, Virginia
Yuma, Arizona
この中に行ったことのある都市は入っていますか？私はこの中で6つの都市を訪れたことがありましたが、どこも自然がすごく豊かな場所でした。
行ってみたいところも沢山！
それぞれの都市の、”pros and cons” (長所と短所)も挙げています。
多くの都市で共通している内容なんですが、こんな感じ。
✅ Pros（長所）
- 住宅価格が比較的安い（Median home price）
- 空気がきれい（Good air quality）
- 州の遺産税がない（No state estate tax）
- 医師数が多く、医療環境が整っている（High doctors-per-capita rate）
- 年間を通して過ごしやすい気候（Comfortable climate）
- 年金に州税がかからない（No state income tax on Social Security）
⚠️ Cons（短所）
- 犯罪率が全国平均を上回っている場合がある (Serious crime rate above national average)
- 徒歩や自転車での移動がしにくいエリアも存在 (Not very walkable or bikeable)
- 冬が非常に寒い地域もある (Cold winters)
アメリカでは、連邦税（国税）と州税の両方が存在し、州ごとに税率が異なります。
年金に対する州税が非課税な州もあり、リタイア世代にとっては大きなメリットに。さらに、相続税・遺産税がかからない州もあり、資産管理の観点からも都市選びに関わってきます。
住む場所によって、生活コストや節税効果に大きな差が出るのがアメリカならではの事情ですね。
ちなみに日本で「定年後に住みたい場所」として人気が高いのは…
やっぱり 沖縄県！
温暖な気候と美しい自然が魅力なのは、アメリカでも日本でも共通のようです。
それにしても、「Cons(短所)」に挙げられているこれ↓
Not very walkable or bikeable
（危ないので）歩けない、自転車に乗れない
そんなの嫌ー！笑
でも、アメリカっぽいですね。
Forbesが選ぶ「アメリカでリタイアするのに最適な都市」は、生活コスト・医療環境・気候・税制など、シニア世代が安心して暮らせる条件が整った都市ばかり。今後のライフプランや海外移住に興味のある方は、参考にしてみてくださいね。
