今更!?っていうほど昔の動画なのですが、あまりに面白かったので。
メジャーリーグのトロント・ブルージェイズに所属していた川崎選手の2014年のインタビュー動画です。
メジャーリーグで活躍する程の選手でも、英語でのインタビューは苦手な選手もいる中、川崎選手は通訳も付けず堂々と質問に受け答えていて、しかもジョークのセンスも最高です。
まずはインタビューをご覧ください。
会話の内容は以下の通り。
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How did your leg feel today?
今日は脚の調子はどうだった?
Feeling good!
いい感じだよ!
What happened to you?
何が起こったの?
Ha?
はー?
What happened?
一体何が起こったの?
Just cramp.
脚がつっただけだよ。
Just the cramp?
ただつっただけ?
Just cramp.
そう、ただの痙攣。
You told me what can you eat to help you make feel better?
調子を出すために、何を食べてるんだっけ?
Bananas!
バナナだよ!
Why bananas?
何でバナナなの?
Monkey never cramps! You know, monkey never cramps. Because monkeys everyday eat bananas. Two.
猿は脚がつらないんだよ。だって猿はバナナを食べるから。
…それも2本。
So, how many did you have today?
で、今日はバナナ何本食べたの?
Three.
3本
So, no more cramp for you?
じゃあもうこれで痙攣知らず?
I need three bananas. Because a monkey never cramps.
バナナは3本食べないと。猿は痙攣知らずだからね。
Perfect! Thank you very much!
パーフェクト!ありがとう!
Thank you very much. Arigato.
ありがとう!
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まーったくもって物怖じしていないところが素晴らしい。
決して英語がペラペラではないですが、インタビュアーの言うこともしっかりと理解して、それをユーモアたっぷりに返しているあたり、お見事!!
「で、今日はバナナ何本食べたの?」と聞かれた時に、一呼吸おいて静かに、「three」と答えるあたり、最高ですね。
川崎選手の外交的で物怖じしないユーモラスな性格も大きいですが、外国語をしゃべる際に文法や発音よりも、コミュニケーション能力で十分にカバーできることが多々ある、ということがよく分かるインタビューです。逆にこのコミュニケーション能力を持ち合わせていることの方が貴重かもしれません。
英語を話す時、日本人はどうしても間違ってはいけないと思って、物怖じしてしまうことが多いのですが、川崎選手のように間違いも恐れず、どんどん挑戦していけると上達も早いでしょうね!
この動画についているコメントがまた面白くて。
”When you aren’t proficient in the local language but your charisma is maxed out.”
言葉は流暢ではないけれど、カリスマ性がずば抜けている場合。
“I feel like he secretly is able to speak English perfectly fluent but is just trolling all of us.”
彼、実は英語ペラペラなんだけど、わざとこうやってからかってるんじゃないの?
など、みんな非常に好意的なコメントを残しています。
最後にウィンクして去っていく川崎選手、素敵です!