アメリカでついに1セント硬貨(ペニー)の製造が終了したそうです。


238年という長〜い歴史を持つ1セント硬貨、通称「ペニー」ですが、実は1枚作るのに約4セントかかっていたそうです。
ではこれから5セント以下の支払いはどのようになっていくのでしょうね?
こちらの記事によると、すでにこんな変化が起きているようです。
Already, some stores have begun running short of pennies and have had to round cash transactions up or down to the nearest five cents when customers don’t have exact change.
すでに一部の店舗ではペニー不足が始まり、お客さんがぴったりの小銭を持っていない場合は、5セント単位で切り上げ(round up)・切り下げ(round down)しなければならなくなっています。
切り上げるか、切り下げるか…これはお店の判断らしいですが…なかなか難しい判断ですね。
今日の英語表現:round up / round down
round up(切り上げる)
例:Please round the total up to the nearest dollar.
合計を1ドル単位に切り上げてください。
round down(切り下げる)
例:We rounded the price down to $10.
価格を10ドルに切り下げました。
買い物、割り勘、支払いなど、実生活でめちゃくちゃ使える表現です。
覚えておくと便利!
アメリカのコインのかわいい「愛称」
今回の1セント硬貨が「ペニー(Penny)」と呼ばれるように、アメリカではコインに愛称がついています。
実際の会話では、この愛称で呼ばれることがかなり多いです。
- 1セント = ペニー (Penny)
- 5セント = ニッケル (Nickel)
- 10セント = ダイム (Dime)
- 25セント = クォーター (Quarter)

実際の会話の中では、コインの事を指す場合にはこれらの愛称で呼ばれることも多いため、覚えておくと便利です。
例文:
• Do you have a penny? I’m one cent short.
ペニー持ってる?1セント足りないんだ。
• Can you break a dollar into nickels for me?
1ドルをニッケル(5セント)に両替してくれる?
• Do you have a dime? I need ten cents for the parking meter.
ダイム持ってる?パーキングメーターに10セント必要なんだ。
• I need a quarter to do laundry at my apartment.
アパートのランドリーを使うのにクォーター(25セント)が必要だ。
アメリカに行くと、普通に“Do you have a quarter?”みたいに言われるので、「クォーターって何?」とならないように、今のうちにチェックしておきましょう!
以上、1セント硬貨廃止のニュースから広がる“アメリカのお金まわり英語”のお話でした。
ぜひ、今日のフレーズやコインの呼び方を頭の片隅に置いておいてくださいね。
