“All kinds of local businesses and organizations may be running coat drives in your community this fall and winter.”
[意訳] 多くの企業や組織がこの秋冬に「コードドライブ」を企画しているかもしれません。
「Coat Drive」コートドライブ、って何だと思いますか?
「上着?運転?なんだそりゃ?」ですよね?
ここでいう”Drive”とは、「活動、運動」という意味なんです。
それでもピンときませんよね?
活動は活動でも、この場合は何かの目的のためにお金や物を募る活動を指します。
多くの場合、「~drive」と呼ばれ、この「~」の部分に入るものを募ります。
ですので、この場合は「コートを寄付する運動」ということになります。
大体の場合、ある決められたロケーションに寄付品を持って行き、困っている人のために寄付するシステムです。この場合は、これから訪れる寒い冬に向けて、上着を買うことが出来ない人のために、持っている上着、若しくは上着を買って寄付しましょう、という運動。
この投稿で紹介されている”One Warm Coat”という団体が必要な人にコートを提供してくれるようです。
このウェブサイトによると、11%のアメリカ人が、基本的生活必需品を購入できない状況にあり、6人に1人の子供が必需品を手に入れられる環境にいないと。
かなりの割合ですね。
じゃあ日本はどうなのかしら、と思って調べてみたら、確実な数字かどうかは分かりませんが多くのウェブサイトで、日本の子供の7人に1人が貧困状態だと…
変わらないですね…
アメリカは日本に比べてこのようなボランティア活動が盛んだと感じます。
日本よりも格差の激しさが顕著になって長い間経つ、ということもあるかもしれないし、アメリカは基本的にキリスト教精神が根付いているということも理由としてはあるのかなと思います。
もう着なくなった服、靴がクローゼットの中に眠っている事ってよくありますよね?それを寄付して困っている人のために役立ててもらおうというのはいいシステムだと思います。
この他にもいろんなドライブがあります。以下、ほんの一例。
- Food drive(食料)
- Clothing drive(衣類)
- Toy drive(おもちゃ)
- Pet supplies drive(ペット用品)
- Blood drive(献血)
特にFood Driveは非常に頻繁に行われています。
その形態も様々で、スーパーなどで”Food Drive”というサインと共に大きな箱が用意されていて、そこに自分が必要な食料を買うついでに、困っている人のためにできる範囲で食料を購入して箱に入れる、若しくは購入した商品の中からいくつか選んで寄付する、というようなものもあれば、個人の家に寄付を入れる袋と集める日程が配られ、その日になればその袋に食料や古着を入れて玄関先に置いておけば、集めに来てくれるというもの。
本当によく考えられていると思います。誰しもキッチンの棚の奥に眠っている、賞味的には問題ないけれども使いそうにないな、と思う缶詰だったり、ちょっと多めに買ったパスタがあったりします。それを困っている人に使ってもらう、しかも袋に入れて玄関先に置いておくだけ。
色々な状況で生活に苦しむ人が増えている昨今、この「ドライブ」は益々盛んになりそうですね。