アメリカ文化・生活

大つづり大会 – Spelling Bee –

アメリカで “Spelling Bee” と呼ばれ、単語をどれだけ正しく綴れるかを競う大会があります。

小学校や中学校のクラスで行われたりしますが、そのナショナル大会なるものもあり、2025年の勝者が決まったそうです。

spellingbee.com

インド人のダラス出身Faizan Zaki君!インドの方って頭がいいというイメージが勝手にありますがw

彼、昨年は残念ながら2位だったそうです。 

一番最後の優勝をかけた単語が出題される前に、司会者がこう言います。

Let’s all of us take a deep breath.
みんなで深呼吸をしましょう。

大緊張のFaizan君を含め、司会者も目を閉じて大きく深呼吸をします。

深呼吸を終えて目を開き、Faizan君が一言。

That did not help at all.
それ、全然役に立たなかったよ。

そこで大爆笑する会場。

そしてついに最後の単語が発表されます。

“eclaircissement”
「いい開きをする、明確にする

聞いたこともない単語です…

この最後の単語を見事に綴り、優勝したとたんにステージに倒れこむFaizan君。

念願の優勝です。

毎日5、6時間も知らない単語を覚えるために辞書を読んで(!)この大会に備えたという彼。
すごい努力とグリット。大人も顔負けです。

優勝者には$52,500の賞金が与えられるそうです。(子供の大会なのに現金w)

Faizan君はその賞金の半分を大学資金のために貯金し(神経外科医になるのが夢)、残りの半分は。。。寄付するそうです。

“Seeing people in poverty, it’s just really unfortunate, I want to help change that.”
貧困に苦しむ人々がいるのは本当に残念なことです。この状況を変える手助けをしたいです。

賢い上に、このモラル感よ。。。

きっと将来大物になることでしょう。

おめでとうFaizan君!!

ABOUT ME
CherryBerry
約12年のアメリカ生活の中で触れた、学校では習わないけれど日常よく使われる英語のフレーズや英会話豆知識、雑学、ニュースやトレンドから拾う、ちょっと面白いアメリカの文化や習慣などを思いつくままに綴ります♪