ニューヨークで行われた映画のプレミアで、名優トム・ハンクスがちょっとした“お騒がせ”をしたとして話題になっています。

Tom Hanks Cheekily Tells Photographers to “Shut the F**k Up” on Red Carpet.
トム・ハンクス、レッドカーペットでカメラマンたちに「黙りやがれ!」と冗談交じりに言い放つ。
トム・ハンクスがカメラマンに向かって一言?
レッドカーペットで大勢のカメラマンに囲まれる中、トムが放った言葉がこちら:
“Shut the F**k up!”
(黙りやがれ!)
もちろんこれは冗談交じりで言ったもので、発言後にはご覧のとおりのにっこり笑顔。会場も笑いに包まれました。

でも、この発言の中にある「Fワード(F**k)」、気になりませんか?
英語圏の映画やドラマ、SNSなどでよく見かけるけど、実際どんな意味?どう使うの?と思った方もいるかもしれません。
今日は、この「Fワード」について、少し掘り下げてみましょう!
Fワード(F**k)ってどういう意味?なんで伏せ字になるの?
“F**k” (**にはucが入ります)は非常に強い言葉で、元々は「性交する」という性的な意味があります。
そのため、テレビやニュース記事などのメディアでは、綴りの一部を (アスタリスクやハイフンなどで)伏せ字にして表示するのが一般的です。
なお、この言葉は性的な意味だけでなく、怒り・驚き・感動など、強い感情を表すスラング的な強調語としても日常的に使われています。
日本語にざっくり置き換えるなら、「クソ」「マジで」「てめぇ」「超〜!」など、文脈によって意味が変わる強調表現と言えるでしょう。
“Shut the f**k up” のニュアンスは?
今回のトム・ハンクスのセリフ
Shut up!(黙れ!)
に、Fワードを追加することでこうなります:
Shut the f**k up!(黙れこのクソが!/ふざけんな!)
かなりきつい表現ではありますが、冗談で使われることも多く、親しい関係の中ではふざけて使われることもあります。
もちろん、使いどころには要注意ですが……。
他にもある!Fワードを使った英語表現
Fワードは感情を強調するために、実にさまざまなフレーズで使われます。以下はその一例:
ネガティブな使い方:
- Get the f**k out of here.
→ クソッタレ、出てけ! - Who the f**k do you think you are?
→ お前、自分を何様だと思ってんだ? - What the f**k are you doing?
→ お前、いったい何やってんの?
ポジティブな使い方:
- That’s f**king amazing!
→ マジで最高! - I’m so f**king proud of you.
→ めちゃくちゃ誇りに思ってるよ!
このように、怒りや驚き、感動を強調する万能な言葉ではありますが、攻撃的に受け取られる可能性があるため、注意が必要です。
Fワード、使ってもいいの?ネイティブの使い方と注意点
ネイティブの中には頻繁に使う人もいますが、フォーマルな場では絶対にNG。また、初対面の人や目上の人、ビジネスシーンではもちろん使わないようにしましょう。
どうしても試してみたい!という方は、仲の良い友人とのジョークの中で軽く使ってみるのが無難です。
(※その後の人間関係の責任は負いかねます笑)
まとめ:Fワードは「使い方」次第!
映画や音楽、SNSでしばしば見かけるFワード。
今回のトム・ハンクスのように、冗談として使われることもありますが、基本的には強い表現だということを忘れずに。
乱暴な言葉ではありますが、実際に日常生活で使っている人はかなり多いのが現実です。
正しく理解して、状況に応じて使えるようになると、ネイティブっぽさが増します!
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