テニス界の女王・セリーナ、14kgの減量に成功
テニス界のレジェンド、セリーナ・ウィリアムズが話題を呼んでいます。

“Serena Williams Reveals She Lost 31-Lbs. Using Weight-Loss Medication: ‘I Feel Great’”
(セリーナ・ウィリアムズ、減量薬で31ポンド〈約14kg〉の減量に成功。「とても調子がいいわ」と明かす)
記事によると、2人の子供を出産して以来、どんなに運動や食事制限をしても落ちなかった体重が、ある薬の力を借りてようやくスッキリ減ったというのです。
実際、現役時代の写真(左)と現在(右)を比べると、その変化は一目瞭然。腹筋までしっかり見えていて、ただ痩せただけでなく健康的な体を手に入れたことがわかります。

話題の減量薬「GLP-1」とは?
セリーナが使った薬の正体は、今まさに世界中で注目を浴びている 「GLP-1」。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とは、小腸から分泌されるホルモンで、
- インスリンの分泌を促進して血糖値を下げる
- 胃の働きを抑えて食欲を減退させる
といった効果があります。
「食べすぎ防止+血糖コントロール」が同時にできるため、ダイエットだけでなく糖尿病治療の分野でも注目されている薬だそうです。
セリーナが使用したのは「ro」というブランドで、なんとそのまま広告塔にまで就任。

薬の力に頼るだけでなく、彼女自身もしっかり運動や食生活を整えており、それが今の美しいスタイルにつながっているそうです。
それはこの素晴らしい腹筋が物語っていますね!

オプラ・ウィンフリーもGLP-1で成功
この「GLP-1ダイエット」で成果を上げたのはセリーナだけではありません。
アメリカの大御所司会者、オプラ・ウィンフリーもそのひとり。
彼女は長年、ダイエットとリバウンドを繰り返し、自身の体重に人一倍苦しんできました。その姿はアメリカ国民の多くに知られ、共感を呼んでいました。
そんな彼女も「GLP-1」ですっきりとスリムダウンに成功。
彼女はGLP-1を使うようになって、こう気付いたそう。
“Oh, they’re not even thinking about it. They’re only eating when they’re hungry, and they’re stopping when they’re full.”
(なんだ、痩せている人たちは食べ物のことなんて考えてすらいない。お腹がすいたら食べて、満腹になったらやめているだけなのね。)
確かに、アメリカのあるインフルエンサーの「GLP-1」体験投稿によると、GLP-1を使い始めると、食べてもすぐに満腹を感じ、食べ物に魅力を感じなくなったそうです。常に食べ物のことを考えていた思考が嘘のようになくなり、食べ物に興味がなくなるとのこと。ただ、その分「食べる楽しみ」が減ってしまった、とも語っていました。
肥満は「意志の弱さ」ではない
オプラはこうも語っています。
“The one thing I hope people come away with is knowing that (obesity is) a disease and it’s in the brain.”
(私が一番伝えたいのは、肥満は病気であり、その原因は脳にあるということです。)
つまり、太ってしまうのは「意思の弱さ」や「怠け」ではなく、脳とホルモンの働きが大きく関係しているということ。
この言葉は、長年ボディイメージに苦しんできた彼女だからこそ、説得力を持って響きますね。
まとめ
セリーナ・ウィリアムズとオプラ・ウィンフリー。
世界的セレブ2人が実際に取り入れ、成果を出している「GLP-1 ダイエット」。
もちろん薬の使用には医師の指導が必要ですが、ダイエットに長年悩んできた人にとって希望となる存在であることは間違いなさそうですね。
ただし、セリーナやオプラ自身が語るように、薬に頼るだけでは本当の健康は手に入りません。適度な運動、バランスの取れた食事、そして自分の体を大切にする生活習慣があってこそ、薬の効果も最大限に発揮されるのです。
オプラが語った「肥満は脳の病気」というメッセージは、体型への向き合い方に新しい気づきを与えてくれます。
健康的に、自分らしい体を目指すための選択肢の一つとして最近話題の、「GLP-1」についてのお話でした。