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【話題沸騰】American Eagleの“遺伝子ジーンズ”CMが賛否両論の大炎上!その背景とは?

【炎上広告】American Eagleの「遺伝子ジーンズ」CMが物議!シドニー・スウィーニーの発言に人種差別の声も

2025年夏、アメリカで話題沸騰中の広告があります。

それは、American Eagle(アメリカン・イーグル)が女優 Sydney Sweeney(シドニー・スウィーニー)を起用したジーンズのキャンペーン。

@American Eagle

問題となったのは、こちらのキャッチコピー。

“SYDNEY SWEENEY HAS GREAT JEANS”

…一見、普通のファッション広告に見えますが、ここにはある言葉遊び(ダブルミーニング)が仕込まれていました。

Jeans or Genes?言葉遊びの裏にあった「深読み」

英語では「ジーンズ」と「遺伝子」、発音がほぼ同じなのです。
つまり、

“SYDNEY SWEENEY HAS GREAT GENES”
(シドニー・スウィーニーは素晴らしい遺伝子を持っている)

と読めてしまうのです。

実際にこちら↓の広告でも、Genesに線を引いて消し、Jeansと書き換えています。

@American Eagle

しかも、広告の中ではシドニー本人がこんなセリフを語ります。

“Genes are passed down from parents to offspring, often determining traits like hair color, personality, and even eye color. My genes are blue.”
「遺伝子は親から子へ受け継がれて、髪の色や性格、目の色などを決めるの。私の遺伝子はブルーよ。」

そして再びこのスローガンが登場:

“Sydney Sweeney has great jeans.”

この流れに多くの人がザワつきました。

「白人至上主義だ」と炎上!賛否真っ二つの世論

シドニー・スウィーニーといえば、金髪・青い目、スタイル抜群の美女のいわゆる“典型的な白人美女”。
その彼女が「私の遺伝子はブルー」と言い、「素晴らしい遺伝子」と繋げたことが、

  • 白人至上主義(white supremacy)
  • 人種差別的(racist)

だと批判を浴び、大炎上に。

SNSやメディアでは、意見が真っ二つに分かれました。

❌批判派:「これは無神経すぎる。差別だ!」

  • 「完全に空気読めてない」
  • 「こういうのは、有色人種がいない会議室で決まったとしか思えない」
  • 「ナチスのプロパガンダにしか見えない」

⭕擁護派:「ただのジーンズの広告でしょ?」

  • 「誰も傷ついてないよ?ただのジーンズ広告だし」
  • 「これの何が悪いの?可愛いし、うまくできてると思う」
  • 「“ウォーク広告”は終わった。シドニー・スウィーニーが終わらせた」

American Eagle、謝罪せずに毅然とコメント

一般的に炎上した企業はすぐに謝罪して広告を取り下げる…というのが定番の対応ですが、American Eagleは違いました。

彼らが出した声明はこちら:

「”Sydney Sweeney Has Great Jeans”は、最初から彼女のジーンズについてのものであり、彼女自身のストーリーでもあります。私たちは、誰もが自分らしくAEジーンズを着こなす姿を称賛します。」

さらにこうも続けています:

“Great jeans look good on everyone.”
(素晴らしいジーンズは誰が履いてもカッコいい)

つまり、広告の意図はブレていないというスタンスを貫きました。

炎上効果?株価は上昇

意外にも、炎上の直後、American Eagleの株価は上昇したとの報道も。

これが企業戦略の一環なのか、ただの結果論なのかは分かりませんが、
「話題性の力」は確実に発揮されたと言えるでしょう。

まとめ:「Jeans × Genes」で社会の分断が浮き彫りに?

今回の騒動は、ジーンズの広告がここまで大きな議論を巻き起こすという、まさに現代アメリカらしい現象でした。

今後、このCMが売上やブランドイメージにどのように影響していくのか、注目が集まっています。

このCM、あなたは「アウト」だと思いますか?
それとも「ただの洒落」として受け入れられますか?

ABOUT ME
CherryBerry
約12年のアメリカ生活の中で触れた、学校では習わないけれど日常よく使われる英語のフレーズや英会話豆知識、雑学、ニュースやトレンドから拾う、ちょっと面白いアメリカの文化や習慣などを思いつくままに綴ります♪