ハワイ州マウイ島で発生した山火事は、アメリカのここ100年の歴史の中でも最も致命的な火災のひとつとして、世界中のニュースで大きく報じられました。
被害の全容はあまりに深刻で、死者や行方不明者の数は1,000人近くにのぼるとも言われています。像を絶する大惨事です…
大切な人、家や車を失った人などもたくさん報告されていて、全く予期していなかったこの事態に、どれだけ苦しく悲しいだろう、そしてここからの再建はどんなに過酷な道だろうと思います。
📷 火災前と後の写真…
SNSやニュースメディアでは、マウイ島の火災前と火災後の比較写真が多数シェアされました。
一瞬で生活が破壊される、自然災害の恐ろしさを痛感します。
マウイ島の火事前と後を比べているこの画像に驚愕しました。
左:緑豊かな島の景色
右:焼け野原のような風景
炎が道を隔ててあっという間に広がる光景は、たくさんのSNSが伝えていて、火力の恐ろしさを思い知らされます。
観光業を生業としている人も多い島ですので、まずは生活の基盤を立て直し、そしてまた観光客を呼べるまでに復興するには相当の時間とお金と労力とサポートが必要でしょう。
個人的に思い入れの多いハワイ。微力ながら私も寄付をしました。
こんな状況を利用して寄付を募る詐欺も発生していると聞いたので、きちんとマウイにお金が届くところに寄付を、と調べて、私の中で納得できた以下の団体にしました。
📝「山火事」は英語で何て言う?
さて、ここで本題。
「山火事」は英語で何と言うでしょう?
❌ forest fire?
たしかにforest fire(森の火事)という表現もありますが、実はアメリカでニュースなどに一番頻繁に登場するのは…
✅ wildfire(ワイルドファイア)
「山火事」や「自然発生的な大規模な火災」を意味する英単語は、wildfireが一般的です。
特に、森林、草原、住宅地にまで被害が及ぶような火災全般を指す言葉として使われます。
💡 wildfireの例文
At least 93 people have been found dead as a result of the devastating wildfires in Maui.
マウイ島で発生した壊滅的な山火事により、少なくとも93人の死亡が確認されています。
複数形で「wildfires」と使われることも多いです。
🔥 wildfire vs. forest fire 違いまとめ
単語 | 意味 | よく使われる場面 |
---|---|---|
wildfire | 山火事全般、自然発生の火災 | ニュースや災害報道、SNS |
forest fire | 森林火災 | 学術的、あるいは限定的な文脈で使われる |
「どちらも通じます」が、アメリカのニュースで最も使われるのは wildfire!
💭 おわりに
明日も同じように続くと思っているさなか、誰もが想像しなかったような大災害が、たった数時間で人の生活を一変させる。
何気ない日常が、どれほどありがたいものか。
そんなことを改めて実感させられた出来事でした。