英語学習のヒント

完璧じゃなくても伝わる!川崎宗則選手に学ぶ「通じる英語力」

「英語は完璧に話せなくても、伝える力が大切!」

そう感じさせてくれるのが、元メジャーリーガー・川崎宗則選手の伝説的なインタビュー動画です。

あまりにも面白く、かつ英語学習者にとって勇気をもらえる内容なので、ご紹介します。

英語が苦手でも臆せず挑戦!2014年の秀逸インタビュー!

紹介するのは、川崎選手が2014年にトロント・ブルージェイズに所属していたときの英語インタビュー。

多くの日本人選手が通訳をつけて受け答えをする中で、川崎選手は通訳なしで堂々と受け答えし、さらに抜群のユーモアセンスを発揮しています。

まずは、そのやりとりをご覧ください。

出典:YouTube

会話の内容は以下の通り。

実際のインタビュー内容(英語&日本語訳)

Q: How did your leg feel today?
脚の調子はどうだった?

A: Feeling good!
いい感じだよ!

Q: Just cramp?
痙攣しただけ?

A: Just cramp.
そう、ただの痙攣だよ。

Q: What do you eat to help you feel better?
調子を出すために、何を食べてるんだっけ?

A: Bananas!
バナナだよ!

Q: Why bananas?
なんでバナナ?

A: Monkey never cramps. You know? Monkey never cramps. Because monkeys eat bananas. Two.
猿は脚がつらないんだよ。だって猿はバナナを食べるから。
…それも2本。

Q: So, how many did you eat today?
で、今日はバナナ何本食べたの?

A: Three.
3本。

Q: So no more cramp for you?
じゃあもうこれで痙攣知らず?

A: I need three bananas. Because monkey never cramps.
バナナは3本食べないと。猿は痙攣知らずだからね。

Q: Perfect! Thank you very much!
パーフェクト!ありがとう!

A: Thank you very much. Arigato.
ありがとう!

まーったくもって物怖じしていないところが素晴らしい!

決して英語がペラペラではないですが、インタビュアーの言うこともしっかりと理解して、それをユーモアたっぷりに返しているあたり、お見事!!

最後にウィンクして去っていく川崎選手、素敵です!

完璧じゃなくても「通じる」「伝わる」

川崎選手のすごさは、英語が完璧ではなくても、堂々とコミュニケーションを取っているところ。
多少の文法ミスや表現の誤りがあっても、相手の質問をきちんと理解し、ユーモアで場を和ませながらしっかり返答しています。

特に、「バナナ何本食べたの?」と聞かれたときに、一呼吸おいて「Three」と静かに答える間が、なんとも言えず絶妙です!

川崎選手の外交的で物怖じしないユーモラスな性格も大きいですが、外国語をしゃべる際に文法や発音よりも、コミュニケーション能力で十分にカバーできることが多々ある、ということがよく分かるインタビューです。逆にこのコミュニケーション能力を持ち合わせていることの方が貴重かもしれません。

英語は「完璧さ」より「伝える意志」

日本人が英語を話すとき、「間違えたらどうしよう…」という不安から、発言をためらってしまうことも多いですよね。
でも、川崎選手のように完璧さを気にせず、どんどん挑戦する姿勢が大事です。

文法や発音に自信がなくても、伝える意志があれば、英語は十分通じます。
むしろ、それを実行できる人は貴重であり、大きな武器になります。

海外からの好意的なコメントも(笑)

この動画には、海外からも多くの温かいコメントが寄せられています。

“When you aren’t proficient in the local language but your charisma is maxed out.”
(英語はあまり得意じゃなくても、カリスマ性がスバ抜けてる)

“I feel like he secretly is able to speak English perfectly fluent but is just trolling all of us.”
(実は英語ペラペラだけど、わざとおちゃらけてるんじゃない?)

こういったコメントからも、川崎選手の人柄や堂々とした姿勢が好意的に受け止められているのが伝わってきますね。

まとめ:とにかく話してみよう!

  • 英語が完璧でなくても、堂々とした受け答えとユーモアで対処しよう!
  • 英語を話す際は「間違えてもOK」というマインドが大事!
  • 通じる英語とは、文法よりもコミュニケーション力!
  • 細かい文法の間違いなど相手は気にしていません。ドンマイドンマイ(笑)
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CherryBerry
約12年のアメリカ生活の中で触れた、学校では習わないけれど日常よく使われる英語のフレーズや英会話豆知識、雑学、ニュースやトレンドから拾う、ちょっと面白いアメリカの文化や習慣などを思いつくままに綴ります♪