最近SNSで頻繁に見かけるのが、以下のような職場での疲弊感を取り上げたものです。

Why American Workers Are Burnt Out And Exhausted
アメリカの労働者たちが燃え尽き、疲弊している理由
異常な程の頻度でこの手の記事を見かけます。
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Burnt Out = (文字通り)燃え尽きた
Burnout = 燃え尽き症候群
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一体どういうことでしょう?
なぜみんなそんなに疲れ切っているの?
と気になり、記事を読んでみました。
Robert Halfが行った2000人への調査によると、アメリカ人労働者の36%が職場での “Burnt Out(燃え尽き)” を感じており、33%は一年前と比べて、今の方が疲弊していると回答したそうです。
3割超えの人が一年前より疲れ切っているとは、かなりの数。
その理由の大きなものが厳しい労働市場での失業への不安だそうです。
AIの脅威や自動化、政府の政策方針の変更などから職を失う不安に悩まされ、クビにならないためにオーバーワークしてしまい、その結果疲弊してしまうそう。
1115人の労働者に聞き込みを行ったところ、5人のうち何と4人!もが年内に失業するかもしれないと不安を感じているそうです。
インフレに加え、昨今の関税問題が更に人々を不安に陥れているそうです。
我々を取り巻く状況は変えられないけれど、できる対策として以下を提案しています。
*Seek out a mental health professional.
メンタルヘルスの専門家に相談する。
*Find someone to talk with and share your feelings.
誰かに話をして、自分の気持ちを共有する。
*Be kind to yourself.
自分に優しくする。
*Limit stress and try to relax.
ストレスを避け、リラックスするよう努める。
*Focus on things that are within your control.
自分のコントロールできることに集中する。
*Eat healthily.
健康的な食事を心がける。
*Get enough sleep.
十分な睡眠を取る。
*Engage in physical activities.
身体を動かす。
*Contact friends and family.
友人や家族に連絡する。
*Keep in mind that it’s not just you.
自分だけではないことを心に留めておく。
どうでしょう?
職を失うことへの不安は解決されないかもしれませんが、これらのいくつかを実行できればメンタルが少しは改善しそうではありますよね。
個人的にこの中で重要なのは以下だと思っていて。
Focus on things that are within your control.
自分のコントロールできることに集中する。
これはどんな状況にも当てはまると思うんです。
個人的にたくさん失敗してしんどい思いをしてきた結果気付いたことでもあるんですが、自分がコントロールできないことをどれだけ悩んでも、何の解決にもならないんですよね。
ここでこの状況にピッタリの祈りの言葉があります。
“The Serenity Prayer”
God, grant me the serenity to accept the things I cannot change, courage to change the things I can, and wisdom to know the difference.
“ニーバーの祈り”
“神よ、私に変えることのできないものを
受け入れる心の平穏を、
変えることのできるものを変える勇気を、
そして、両者の違いを見分ける賢さを
お与えください。”
何とも的を得た、素晴らしい祈りだといつも思います。
以上、燃え尽き症候群(Burnout)に関するニュースからのお話でした。