もはやファストフードだけじゃない! ― 薬局、銀行、結婚式まで「ドライブスルー化」が進むアメリカ。コロナ禍で加速したこの文化を、便利な英語表現とともに紹介します。
テニス界の女王、セリーナ・ウィリアムズのこんな記事を目にしました。
Serena Williams Recalls Trying To Cash A $1 Million Check At Bank Drive-Thru
セリーナが銀行のドライブスルーで100万ドルの小切手を換金しようとした件
記事によると、セリーナが初めて100万ドルの賞金を手にした際に、銀行のドライブスルーでその小切手を換金しようとしたところ、銀行員に、
‘Uh, I think you need to come inside for this,’
えーっと…この手続きのためには(ドライブスルーではなく)中に入ってきてもらえますか。
と言われたのだとか笑
今の価格にして1億5千万円程なので、「オッケー!」とちゃちゃっとドライブスルーで換金できる額ではないですよね笑
この記事によると、セリーナは昔は試合に勝つことにしか興味がなく、あまりお金も使わないタイプだったため、しょっちゅう賞金を受け取るのを忘れて遠征先から戻っていたとのこと。
キラキラしたイメージのあるセリーナだから、何だか意外でした。
ここで使われている小切手を換金するというフレーズ、
Cash A $1 Million Check.
Cashは「現金」という名詞の他に、「現金化する」という動詞でも使われます。
同じ意味合いの用途で “Deposit” (預金する)もよく使われます。
Deposit A $1 Million Check.
この場合、小切手を現金化して口座に預金するという意味合いです。
さて、ここで話題に出てきているドライブスルーの銀行。
日本では見かけたことがない気がしますが、アメリカではよく見かけます。
銀行のに併設してドライブスルーの窓口があるのです。
こんな感じで透明のチューブのようなものが立っています。
これは、ここに現金やチェックなどを入れて、建物内の銀行員とのやり取りに使います。
チューブを通ってシュッ!っとお金が行き来する。

徹底した車社会笑
ちょっと降りて中に入ればいいような気がしますが、このあたり、アメリカっぽいですね。
この他にもコロナ禍で広まった curbside pickup というサービスもあります。これはスーパーでの買い物を予めオンラインで注文しておき、後程スーパーまでドライブしていき、所定の駐車場に停めると、スタッフが袋に入った注文済みの商品を車に乗せてくれるものです。
どんどん歩かなくてもよくなってきますね…笑
以下、ドライブスルー関連フレーズです。
英語表現 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
drive‑thru lane | ドライブスルーレーン | Pull into the drive‑thru lane on your right. |
curbside pickup | 駐車場受け取り | We offer curbside pickup for online orders. |
mobile order ahead | 事前モバイル注文 | Use the app to mobile order ahead and skip the line. |
最後に気になるドライブスルーウェディング笑
エルビスプレスリーが!笑
車から降りずに何でも済むアメリカのドライブスルー文化。ここまでくると、極みですね!